有志の会

語ろう「数理解析」

〜 Let's Enjoy Mathematical Sciences! Fun! Fun! Fun! 〜


趣旨説明


「数学には批判的な研究と古典的な研究があって‥‥」と,木下素夫先生が講義の際に語られたのを今でも鮮明に覚えています。学部数学科2年生対象の代数の講義でした。数学は,それ自身で自立的に進化/深化を遂げる事が出来る学問である事は今更言うに及びませんが,「外の世界」との協同を求められて久しくもあります。「諸科学の批判的研究」としての数理科学は,多様な世界をなす数学の一面であり,理系・文系を問うことなく普遍的な価値観を提供してくれるものと確信しております(文責:名和)。

具体的な現象を理解し応用するための数学解析,そこから生まれた純粋数学的な興味に突き動かされた研究,将来的に数学/数理科学として整備されることが 期待されるような様々な現象の探求…。数学の世界は,間口,奥行,その裾野も本当に広いと感じます。これらの研究に関わっておられる方々と,ささやかながら,最近の研究動向やその数学的な課題について議論する場となればと思っています。


17年目を迎えて


『語ろう「数理解析」』は16年前の2002年に「名大多元数理解析セミナー」としてスタートし,今年で17年目を迎えます。セミナー運営メンバーの入れ替わりはありましたが,この長きに渡って続けてこられましたのも,ご講演下さった方々とご参加下さった皆様のお陰と,運営メンバー一同,深く感謝しております。本当にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

2018年度の第1回セミナーは,例年よりかなり遅れてのスタートですが,来る7月28日に京都大学吉田キャンパスにおいて開催の予定です。今年度も月に一度ぐらいのペースでと考えているところです。すっかりお待たせしてしまっている(?)昨年度中に公開予定だった講義録は,近日中には公開の予定です。
 AI などの登場により,数学だけでなく学問の世界全体も変化していき,これからの若い人たちは今までとは全く異なる世界を見ることになるのでしょうか.少年時代に夢見た世界がいよいよ実現されそうなワクワク感もあります.歳を重ねても初心を忘れることなく,好奇心を糧として多様なテーマに触れられる場になっていければと願っているところです。

            子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、
        不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎。

    (学問をすること、そして実践をとおして学問を身につけていくこと、これは無上のよろこびだ。
     しだいに同志ができ、見ず知らずのその同志たちが集まってくる。こんな楽しいことはない。
     人に認められようが認められまいが、そんなことは気にかけずに勉強を続ける。
     これが本当の君子である。)久米旺生訳

   行く末に、宿をそことも定めねば、踏み迷うべき道もなきかな。


2018年 運営メンバー一同




語ろう「数理解析」1月のセミナー@京大

下記の要領でセミナーを開催いたしますので、ご案内申し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。


日時 平成31年1月5日(土) 14:00〜
場所 京都大学吉田キャンパス 総合校舎 213講義室 (2階)
講演者 井口達雄 氏(慶応大学)
第1部 
講演タイトル
Isobe-Kakinuma model for water waves as a higher order shallow water approximation
第1部 
講演概要
We consider the initial value problem to the Isobe-Kakinuma model for water waves. As was shown by J. C. Luke, the water wave problem has a variational structure. By approximating the velocity potential in Luke's Lagrangian, we obtain an approximate Lagrangian for water waves. The Isobe-Kakinuma model is a corresponding Euler-Lagrange equation for the approximate Lagrangian. In this talk, we first explain a structure of the Isobe-Kakinuma model and then justify the model rigorously as a higher order shallow water approximation by giving an error estimate between the solutions of the model and of the full water wave problem. It is revealed that the Isobe-Kakinuma model is a much more precise model than the well-known Green-Naghdi equations.
第2部 
講演タイトル
Initial value problem to a shallow water model with a floating solid body
第2部 
講演概要
In this talk we are concerned with the well-posedness of the initial value problem to a shallow water model for two-dimensional water waves with a floating solid body. We consider three cases: the body is fixed, the motion of the body is prescribed, and the body moves freely according to Newton's laws. The difficulty of the analysis comes from the fact that we have to treat the contact points, where the water, the air, and the solid body meet. This model yields a new type of free boundary problems for a quasilinear hyperbolic system. We will report that the initial value problem to this model is in fact well-posed. This result is based on the joint research with David Lannes at University of Bordeaux.


■ 会場へのアクセスは、 こちらをご確認下さい。(正門近くの53番の建物)


★セミナー当日の晩に懇親会を行います。
 年始ということもあり、事前にお店を予約する都合で人数把握したいので、
 参加される方は、12月25日までに石渡までご連絡ください。



今後の予定

未定

その他

■ 過去の講演ログはこちら.

● webを大学外に移しました。(2009年2月)


セミナー運営メンバー
  石毛 和弘(東京大学大学院数理科学研究科)
  石渡 哲哉(芝浦工業大学システム理工学部)
  小川 知之(明治大学先端数理科学研究科)
  坂上 貴之(京都大学大学院理学研究科数学教室)
  名和 範人(明治大学理工学部)
  松本 剛(京都大学大学院理学研究科)
  矢ヶ崎 一幸(京都大学大学院情報学研究科)
(五十音順)


セミナーについてのお問い合わせは、上記メンバーか以下のメールアドレスまで お問い合わせ下さい。

(現管理者:石渡(暫定))

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